看護師の評価制度「クリニカルラダー」
看護協会が2014年から重点事業として取り組み、導入している病院では、看護の質向上・自己学習や技術の習得状況の目安となっています。
今回は「クリニカルラダー」について解説します。
クリニカルラダーとは
クリニカルラダーは、看護師がスキルや知識を向上させ、キャリアアップを実現するための枠組みです。
年度始めには、自己評価と目標設定を行い、キャリアアップ計画を立てることが重要です。
以下は、クリニカルラダーで考える看護師のキャリアアップ計画の一例です。
1.自己評価
まずは、自己評価を行い、自分のスキルや知識、強みや弱みを把握します。これにより、自分がどのレベルにいるのか、どのスキルや知識が不足しているのかが分かります。
2.目標設定
自己評価の結果を踏まえて、キャリアアップに向けた目標を設定します。例えば、スキルや知識を向上させること、専門領域に特化すること、マネジメント能力を身につけることなど、具体的な目標を設定します。
3.アクションプランの作成
目標を達成するために必要なアクションプランを作成します。具体的なステップを設定し、期限を決めます。例えば、研修やセミナーに参加すること、スキルアップのための勉強時間を確保することなどが挙げられます。
4.目標の追跡と評価
定期的に目標の進捗状況を確認し、必要に応じてアクションプランを修正します。目標に対する評価も行い、達成度を確認しましょう。目標達成後も、次に向けて新しい目標を設定していくことが重要です。
まとめ
- 以上が、クリニカルラダーで考える看護師のキャリアアップ計画の一例です。ただし、それぞれの看護師の目標や状況によって異なるため、自分に合った計画を立てることが大切です。また、計画の実行には自己管理能力が必要となります。自分自身のやる気やモチベーションを高めることが、キャリアアップを実現するための重要な要素となります。