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【2022年最新】作業療法士について徹底解説!

理学療法士との違いは?
試験は難しい?・合格率は?・給料などをまとめてみました。

作業療法士とは?

作業療法士は、「理学療法士及び作業療法士法」にもとづく国家資格です。
OT(Occupational Therapist)と呼ばれることもあります。
身体や精神に障害がある人、病気やケガなどで後天的に身体が動かしにくくなったり、精神的に落ち込んだりした人に対して、作業活動を通じて、日常生活の動作で困らないようサポートしていきます。

作業療法士と理学療法士の違いは?

まず作業療法士は食事や入浴、着替えなどの日常の基本的動作を発展させた動作のためのリハビリを行います。
作業療法士のリハビリには運動や手工芸なども取り入れられており、身体機能だけでなく精神面でのリハビリも含まれています。
病気や怪我などによってこれまで当たり前に行ってきた日常生活の動作が急にできなくなってしまった人ばかりです。
そのショックは計り知れないものがあり、リハビリテーションにはメンタル面のケアが欠かせません。
リハビリテーションにおけるメンタル面のケアをするのは、作業療法士の役割です。

次に理学療法士は寝返る、起き上がる、立ちあがる及び歩くなど、日常生活で必要な基本動作ができるように身体の基本的な機能回復をサポートする動作の専門家です。
歩行練習などの運動療法や、電気・温熱・光線などを使った物理療法を用いて、身体の機能や動作の回復をうながし、自立した日常生活が送れるようにバックアップします。
作業療法士と理学療法士とは同じように見えても、実際にはこのように様々な違いがあります。

作業療法士になるには?

作業療法士の養成課程がある大学、短大、専門学校で3年以上学び、所定の過程を修了しなければなりません。
学校養成施設を卒業することで、国家試験の受験資格が得られます。
1年に1度、2月頃に行われる国家試験に合格することで、作業療法士の国家資格を取得することができます。

作業療法士の合格率は?

作業療法士試験の合格率は2020年度は87.3%!
一般問題を1問1点、実地問題を1問3点とし、総得点と実施問題の両方で合格基準を満たせば合格できます。

作業療法士の活躍できる場所は?

作業療法士という職業は、リハビリテーションの現場において大きな役割を果たしています。
専門分野が広い分、その活躍の場も広く多岐に渡ります。

病院

病気やケガで入院し、身体的・精神的にもとの生活にもどりにくい患者に対して、社会復帰のためのリハビリテーションを施します。
病院でのリハビリテーションは、基本的に医師の指導のもとで行います。
医師や看護師、他のリハビリテーション職の人など、周りで働く医療関係職と連携を取りながら業務を行うことが必要になります。
また、入院患者さんの病棟を回ってリハビリを行う場合もあります。
急性期病院のほか、リハビリテーション病院など、様々な種類の病院で活躍することができます。

高齢者向け施設・訪問リハビリテーション

通所施設や入所施設の利用者に対し、身体機能の維持や体力低下の予防に介入、日常生活に必要な応用能力の改善・維持を図ります。
利用者がリハビリへの意欲を高め、主体的に取り組むことができるよう、作業プログラムにも工夫が必要です。
それぞれの生活環境に合った支援を提供するためには、一人一人の日常生活で困っていることに気づき、問題を解消・軽減できるようサポートすることも大切です。
身体も心も健康にその人らしい生活を送ることができるよう支援する役割が求められます。

児童福祉施設

小児に対するリハビリでは、成人や高齢者に対するリハビリとは違い、楽しみながら取り組める環境を作り、遊びを通して心身機能の成長・発達を促します。
小児が対象の場合、保護者との関係も重要です。
子どもの成長や様子を保護者に伝えることで保護者に安心してもらい、作業療法士は子どもの家での様子を把握することで一人一人の個性を活かしながら、成長に合わせたリハビリを取り入れることができます。
近年は医療技術の発展と向上に伴い、医療的ケアを必要とする子どもは年々増加しています。
そのため、今後もますます小児分野において必要とされることが予想されます。

作業療法士の平均的な給与はどのくらい?

厚生労働省が発表しているデータによると、平成30年度では全国の作業療法士の平均年収は約408万円でした。
また、年代・性別によっても異なり、例えば30代男性の平均年収は450万円前後、30代女性は412万円前後。
年収がピークを迎える50歳代の平均年収は、男性で600万円、女性で500万円程度となっています。
男女共通して年齢を重ねるごとに年収、月収、年間賞与は確実に増えていることは一目瞭然です。
作業療法士として年齢・経験を積むことで、少しずつ年収アップを見込むことが出来るということは、少なからず今後の励みになりますね!

 

まとめ

  • 作業療法士は日常に必要な動作のリハビリからメンタルのケアまで、幅広くフォローしています。今後もニーズの多様化に伴い、活躍の場はますます拡大していくのではないでしょうか。
    ケガや病気によって、身体に不自由を抱えてしまった方の、社会復帰を支援するお仕事。
    活躍の場も多岐に渡り、リハビリテーションのスペシャリストとして、作業療法士には高い期待が寄せられており、将来性の高い職業と言えます!
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