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【2022年最新】社会福祉士について徹底解説!

高齢者や障がいを持つ方々がスムーズな日常生活を送れるようサポートをおこなう社会福祉士。
仕事内容・活躍できる場所・給料などをまとめてみました!

社会福祉士とは?

社会福祉士は、社会福祉専門職の国家資格です。
国家資格ですが、医師、看護師、弁護士などのような「業務独占資格」ではなく、「名称独占資格」です。
そのため社会福祉士以外でも上記の業務につくことはできますが、資格を保有していなければ「社会福祉士」を名乗ることができません。
身体的・精神的・経済的なハンディキャップのある人から相談を受け、日常生活がスムーズに営めるように支援を行ったり、困っていることを解決できるように支援を行う専門職です。
少子高齢社会がすすみ、さまざまな福祉的課題が注目される現在、社会福祉士への期待はますます高まってきています。

社会福祉士の具体的な仕事内容は?

主な仕事は、福祉施設や自治体の福祉事務所において、介護を受ける人やその家族の相談役としての役割を持つ仕事です。ソーシャルワーカーや生活相談員とも呼ばれます。
他の医療や介護などの専門家と協力しながら、福祉サービスを受けられるように援助を行い、問題を解決します。では、次に活躍できる場所を説明していきます。

社会福祉士の活躍できる場所は?

社会福祉士として就労できる分野は福祉・医療・介護などが多岐にわたり、担う役割も異なります。「高齢者介護」、「児童福祉」、「生活困窮者」など、福祉分野の全てが対象です。
勤務先の具体例と、そこで担う役割の一部を紹介します。

福祉分野

福祉施設内では相談員や指導員として働く社会福祉士が多いです。
養護を必要とする子どもたちの生活支援を行います。
また、関係機関との連絡や調整も業務の1つです。
対象者が適切な福祉サービスを受けられるよう、行政機関や関係事業所などの橋渡しを行います。

医療分野

病院などの医療機関で働く社会福祉士もいます。
医療ソーシャルワーカーと呼ばれる職種です。
入院希望者や入院中の方の相談に乗り、適切な支援や制度やその使い方をアドバイスします。
医療的・社会的な制度の利用を案内することや経済的な悩みを解決できるようサービスやサポートを紹介することが業務です。
また、入院する部屋の調整や他医療職種との連携、退院時の面談や退院後のサポートなども行います。

介護分野

高齢者や障害者向けの介護施設で働くこともできます。
施設への入退所の手続きや、入所者や家族との相談対応、関係機関との連絡調整などを行います。

社会福祉士に必要な受験資格は?

「社会福祉士国家試験」に合格して、社会福祉士として登録する必要があります。
受験するためにはいくつかの資格取得ルートがあります。
詳しく説明していきます!

福祉系大学等を卒業ルート

4年制の福祉系大学で指定科目を履修して卒業した場合、すでに受験資格を満たしているため、すぐに社会福祉士国家試験の受験が可能。
履修した科目が基礎科目のみの場合は、短期養成施設などで必要カリキュラムを6カ月以上履修する必要があります。

福祉系短大等を卒業ルート

福祉系短大等を卒業した場合、指定科目を履修していたら3年制なら1年間、2年制なら2年間の相談援助実務を経験すると受験資格を得られます。
また、基礎科目のみ履修していた場合も、指定科目履修して卒業した人と同じ期間の相談援助実務が必要です。
加えて、相談援助実務を経験した後、短期養成施設などで必要なカリキュラムを6カ月以上履修しなくてはなりません。

社会福祉主事養成機関を修了ルート

社会福祉主事の任用資格が取得できる社会福祉主事養成機関を修了している人は、2年制短期大学を卒業した人同様、2年の相談援助実務を経験することが必要です。
そして、短期養成施設等で必要なカリキュラムを6カ月以上履修すれば、社会福祉士国家試験の受験資格を得ることができます。

4年以上の相談援助の実務経験を積むルート

児童福祉司や身体障害者福祉司などは、4年以上の相談援助の実務経験に加え、6カ月以上短期養成施設で必要なカリキュラムを履修すれば、社会福祉士の受験資格が得られます。
上記2つの職業のほかに、審査指導員や知的障害者福祉司、老人福祉指導主事も同様の条件で受験が可能です。
そのほか、上記以外の職種でも、相談援助実務を4年経験している場合は、一般養成施設で必要なカリキュラムを1年以上履修することで受験が可能になります。

一般大学や短大を卒業ルート

一般の4年制大学を卒業している場合は、一般養成施設等で必要なカリキュラムを1年以上履修すれば、社会福祉士国家試験の受験資格が得られます。
一方、一般の短大卒業の場合、一般養成施設等での1年以上のカリキュラムを履修する前に、3年制は1年、2年制は2年の相談援助実務経験が必要です。

社会福祉士の試験の内容・合格率は?

試験は社会福祉士に必要な知識と技術があるかどうかをみます。
試験方法はマークシート方式で13科目150題が出題されます。
合格基準は総得点の60%以上で、どの科目にも0点がないこととなっています。
直近5年の社会福祉士の合格率の平均は27.6%です。
確かに一般の合格率50%前後の資格試験に比べると難易度は高いですが、国家資格の中では極めて合格が困難というわけではありません。
年代別では、合格者の半数が30歳までとなっていますが、31歳~40歳で23%程度、41歳~50歳でも17%程度の合格率となっています。
40代・50代からでも十分に狙える国家資格と言えます。

社会福祉士の平均的な給与はどのくらい?

厚生労働省の実施した調査によると、社会福祉士の平均年収は正規職員の場合、「男性」454万円、「女性」380万円です。
平均月収は25万~35万円程度、税金や社会保険料などを差し引いた手取りは19万~28万円程度となります。
勤務先によって差はありますが、 給料のほか1~3万円の資格手当が支給されるケースが多いです。
例えば、月2万円の資格手当が支給された場合、年間24万円の収入アップになります。
また、資格取得によって独立や副業も可能であるため、働き方によってはさらに高い収入を目指すこともできます。

まとめ

  • 社会福祉士の仕事は、あらゆる福祉分野を対象としており、業務の内容や活躍の場も広がります。
    福祉関係の仕事を通じて誰かの役に立ちたいという人に、ぴったりの資格です。
    今後介護分野でキャリアアップを望んでいる方にぜひ取っていただきたい資格となっています。
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