こんにちは。
浜松静岡介護求人センターのキャリアコンサルタントの大石です。
本日は西部エリアを中心に訪問介護、訪問看護 、居宅介護支援、通所介護 、小規模多機能型居宅介護 、グループホーム、サービス付き高齢者向け住宅 など様々な介護サービスを展開している(株)アイケアの掛川の3施設(緑ヶ丘、葛川、家代)を統括している小宮山課長にインタビューさせて頂きました。
インタビューに答えてくれた小宮山課長
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介護・福祉業界だと社会福祉法人、医療法人が運営しているところが多いですが、アイケアのように民間企業で運営するメリットはありますか?
株式会社は営利を目的とする一方で、公益法人よりも自由で幅の広いサービスの提供が可能です。
もちろん何かを決める時には会社の稟議事項はありますが、現場の声を大事にしている社風があるので、現場がこうした方がもっと良くなるんじゃないかとか、ここをこうしてほしいとかっていう意見はすごく通りやすいですね。
そういった意味では株式会社のメリットを存分にあると思います。
求職者がグループホームを敬遠する理由の一つに「調理をすることが苦手」という理由があるのですが、具体的に調理はどのように行っていますか?
あいの街葛川は、調理専門の職員が昼食は作ってくれますが、朝食は夜勤者が作り、夕食は日勤者が作っています。
ただ、買い出しや献立は調理専門の職員がやってくれますので、そこは安心だと思います。
あいの街家代は、調理済みの食材を専門業者が宅配してくれるので、湯煎して盛り付けるだけなので全く料理ができなくても
大丈夫です。
あいの街緑ヶ丘は、サ高住で人数が多いので調理専門の職員が朝・昼・夜と全て作ってくれますので、介護職員が調理に携わることは無いですね。
介護業界は離職率が高い職場だと良く聞きますが、職員を定着させる為に何か工夫はされていますか?
アイケアには教育課という部署を設けており、社内研修では介護技術・接遇など様々なテーマに沿った研修を毎月1回は必ず行っています。未経験の方やブランクがある方でもすぐに仕事に馴染めるような体制は会社としてしっかりと整えています。
また、今期から教育課にいた女性が新しく社長になったので、今後より一層教育には力を入れていきます。
具体的には三ヶ日にある自社の研修センターでパートを含む全社員(800名弱)を対象にした研修を実施していく方針で最近決まりました。
あと、アイケアには組合があるので年に2回補助金を出して、各事業所ごとや、近くの事業所が集まって懇親会を開いて職員の親睦を深めたり、悩みを相談したりなどの場を提供しています。
資格取得支援制度がありますがどんな人を対象にしていますか?
アイケアに無資格者で入社した方を対象に、外部から講師を招いて初任者研修(旧ヘルパー2旧)の授業を開いています。
授業中も出勤扱いになるので、”働きながら資格を取ろう”という感じでやっていますね。
会社の規則で初任者研修以上でないと正社員にはなれないので、無資格の方はまずはパートで入社してもらい、資格取得後に正社員になりたい方は正社員になってもらいます。
施設で抱えている今後の課題点はありますか?
介護職の夜勤回数が月に平均6回〜7回ぐらいと若干多くなっているので平均5回ぐらいには抑えたいなって思っています。
その為には、正社員の比率をもう少し上げたいところですが正直苦戦しています(苦笑)
なので最近取り組んでいるのは正社員も募集しながら、夜勤専属の介護職の募集も積極的に行っています。募集してみてわかったことですが、以外と昼間を自由に活用したい方や、夜型の人などの一定層に需要があり、夜勤専属なら働きたいっていう方もチラホラいて緑ヶ丘では2名が夜勤専属で働いてもらっています。
まとめ
- インタビューを終えて感じたことは、社長が変わったこともあり、今まで以上に人材育成に力を入れて職員教育をしていることが分かりました。離職率が高い介護業界だからこそ、職員の繋がりを大切にしてチームワークをすごく大事にしている印象がありました。正社員を集めるのに苦労されていますが、夜勤専属を募集したりなど働く側の需要を積極的に取り込もうと努力されてらっしゃいます。少しでもアイケアさんに興味がありましたら、先ずはお気軽にお問い合わせください。