こんにちは。
浜松静岡介護求人センターのキャリアコンサルタントの大石です。
今日は静岡市で3つの有料老人ホームを運営している株式会社品川屋にお邪魔させて頂きました。
有料老人ホームならではの介護の仕方・考え方などを親切にお話して下さいました。
これから有料老人ホームで転職を考えている方は是非、参考にしてみてくださいね!
インタビューに答えれくれた総務人事部の宮崎部長
Contents
有料老人ホームは利用者を介護するなかで特養との違いはありますか?
私も特養や他の施設形態をしっかり見てきたわけではないので、明確な違いは何とも言えませんが、こう言った質問内容は面接の時に実はよく受けるんですよね。
その時にお話させて頂くのは、「人と向かい合って生きる」という弊社の基本理念がありまして、これを一言で表すと「その人が、その人らしく、最後を迎えられる施設」にしようと言うことです。
では、それを具体的にどうしたら良いか考えた時に、利用定員が100名などの多い特養に比べてると、うちの施設はどこも定員50名弱なので、すべての利用者の性格や特徴を把握しながら個別にケアをすることが出来るのが1つ。
もう1つは個別ケアをする中で、要支援1〜要介護5までの利用者がいて、どちらかと言うと、介護が必要だけれども重介護はそれほど必要ない方が大勢いらっしゃるので、利用者とコミュニケーションをとることが重要な仕事の一部になってくることです。
宮前さんは人材を採用する立場だと思うのですが、求める人物像を教えてください。
一言で言うと「気の利く人」ですね。
結局の所、有料老人ホームはサービス業だと思っていますので、サービスの上で一番大切なことはちょっとした事に「気遣いができる事」だと思っています。
もちろん、資格がないと出来ない職種は別ですが、介護職のように無資格でも出来る仕事は資格の有無や経験、年齢、性別は採用には関係ありません。
なのでうちは他業種から全くの未経験で入社する人の方が圧倒的に多いですよ。
未経験が多いと教える立場からすれば大変じゃないですか?
そこは全然大変じゃないですよ。
先ほども言ったように、うちの施設は利用者の方とコミュニケーションをとるのが重要な仕事です。
極端な例ですけど、利用者と楽しく話しながらオムツ交換に30分かかったとしても苦情はきませんが、スピード重視でパッとオムツ交換すれば苦情は来ます。
もちろん、一人の利用者に30分もかけていれば現場は回りませんが、そうやってコミュニケーションをとりながら仕事をすると自然と相手の立場になって物事を考えられるので、介護技術もあがってくるから大丈夫です。
資格取得制度を導入していますが具体的な内容を教えて下さい。
県から許可を得て実務者研修の指定校に当法人がなっているので、わざわざ外部に行かなくても実務者研修を取得できるようになっています。
ただ、費用の全額負担は出来ていませんが、半額は法人として補助を出しています。
年2回やっているんですが、未経験の方が多くいるのでこの制度を活用する職員は大勢いますよ。
最後に求職者の方が1番聞きたいことを質問します!ぶっちゃけ人間関係はどうですか?
人間関係は悪くないと思いますよ!
意地悪をする人や、影で陰口を言ったりする人はいないですしね。
以前は介護する上での考え方の違いで介護職と看護師の確執は正直ありました。
今は法人として介護職、看護師をそれぞれをまとめる人を一人ずつ置いて、現場の考えを吸い上げてもらってお互い助け合いながらスムーズに仕事ができるよう仕組み化したので、仕事自体はしやすい環境は整っていると思います。
ただ、職員同士の仲が良いことはいいんですが、結局のところ仕事になりますので馴れ合いっていうのは極力無くそうとは思ってますけどね。
まとめ
- インタビューを終えて感じたことは、利用者の方は比較的お元気な方が多いので、介護の技術力や経験よりも、まずは「コミュニケーションが大事」だと仰ってたのがとても印象的でした。「人と向き合って生きる」という法人理念の通り、職員の皆さんが利用者さんに対して、丁寧に向き合っている姿も施設を訪れて肌で感じる事が出来ました。これから介護職デビューしようと考えている方や、利用者さんとの会話やコミュニケーションを1番に大事にしたい方にはぴったりな施設だと思います。