血液検査や尿検査などを担当している医療検査のスペシャリスト!
仕事内容・活躍できる場所・給料などをまとめてみました。
Contents
臨床検査技師とは?
医師の指示のもと、微生物的検査や血液学的検査、病理学的検査、心電図、脳波検査などの生理学的検査などさまざまな検査を行っています。
診断や治療のデータを提供するため、チーム医療に欠かすことのできないスタッフの一員です。
臨床検査技師の具体的な仕事内容は?
医師の指示のもと医療にまつわる検査を行うのが主な仕事です。
臨床検査技師の仕事内容は、「検体検査」と「生体検査(生理機能検査)」の2つに大きくわけられます。
検体検査
検体検査とは、患者の体から血液や尿、便などを採取した検体を検査することです。
検体検査の中でも血液検査や生化学検査、微生物検査や病理検査といったように様々な部門に分かれています。
検体を検査機器で測定したり、顕微鏡を使って細胞を観察したりして、医師が診療を行うために必要なデータを分析をします。
生体検査
生体検査とは脳波検査や心電図検査、心音図検査など、からデータを採る生理学的検査です。
患者さんの体に直接触れて検査を行うため、コミュニケーションも必要になってきます。
臨床検査技師の活躍できる場所は?
医師の指示もと検査を行うため、病院やクリニック、臨床検査センターなどの医療機関などが主になります。
その他に、治験や研究機関や研究室などでも活躍されています。
臨床検査技師になるには?難易度・合格率は?
大学、短大、または専門学校(3年)で養成課程を修了したあと国家試験を受けます。
2019年に行われた臨床検査技師国家試験の合格率は71.5%。
新卒者のみの場合は83.1%と高くなります。
その理由としては試験内容は主に学校で学んだことが中心のため、知識を得たばかりの新卒者の方が合格しやすい傾向です。
臨床検査技師の平均的な給与はどのくらい?
臨床検査技師として働いた場合の平均給与は、厚生労働省が2017年に行った「賃金構造基本統計調査」によると、1カ月あたり31万8,400円です。
年収は約468万円になります。
ただし、この年収はあくまで臨床検査技師の平均年収のため、役職の有無や勤続年数、勤務先などによって変わっていきます。
まとめ
- 国家資格の取得が必須になりますが、
医療現場において、患者の症状を診断する医師の助けとなり、臨床検査技師は非常に重要な仕事であるため、やりがいのある仕事です。
臨床検査技師が働ける場所は病院やクリニック以外にも活躍の場は多数あります。
新しい機器や検査法が次々に生まれ、医療の専門化が進んでいる中、検査のスペシャリストである臨床検査技師の役割は高まっていくでしょう。
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