養護老人ホームってどんな施設?
働いている職種は?特養との違いは?メリットなどまとめてみました。
養護老人ホームとは?
家庭環境や経済的な理由で自宅で暮らすことが難しいものの、身の回りのことは自分でできる高齢者が対象の入居施設です。
主に所得の低い人や、虐待を受けている人を想定しています。
介護が必要ない人が入ることが前提ですが、入居しているうちに体調を崩す人もでてきます。
養護老人ホームの支援員は、介護福祉士国家試験受験資格の実務経験として認められています。
入所者の人数にあわせて、生活相談員を置くことが義務づけられています。
こんな人たちが働いています
支援員、生活相談員、調理員、栄養士、看護師、医師、事務職員、機能訓練指導員、介護支援専門員などです。
それぞれ配置人数が義務づけられています。
●生活相談員:入居者30人につき1人以上
●支援員:入居者15人につき1人以上
●看護師/准看護師:入居者100人につき1人以上
養護老人ホームと特別養護老人ホームの違いは?
特別養護老人ホームは、寝たきりや重度の認知症など、1人暮らしが難しく介護が必要な高齢者が入居して生活する施設です。
養護老人ホームは、家庭環境や経済的な理由で困窮している高齢者が、身の回りのことは自分でできる方が入居する施設です。
特別養護老人ホームは介護保険を利用して入所しますが、養護老人ホームは介護保険はサービスの対象外で市区町村が対象者の調査を行い入居を決定します。
このように名前は似ていますが、大きな違いがあります。
主な仕事内容は?
日常的な生活の支援に加えて、入居者様の生活に関わる相談ごとを聞くことや社会活動への参加を促すことを行なっています。
具体的には
・居室清掃、洗濯
・日常の見守り支援
・食事・入浴・排泄介助など
まとめ
- 一般の介護施設とは異なり、自立している利用者が数多く入所しておりますので、介護より生活支援が業務の中心となります。
そのため、入居者の方とのコミュニケーションも大切になってきます。
コミュニケーションをとることが得意な方にはピッタリの施設ではないでしょうか。
介護業務も他施設に比べて少ないので身体的にも負担も少なく、働きやすい施設です。
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