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【2024年最新】医療事務について徹底解説!

病院や診療所の顔として受付や事務をこなし、医師や看護師をサポートする医療事務。
そんな医療事務の仕事内容、医療事務になるには?働く場所、メリットなど詳しくまとめてみました。

医療事務とは?

医療事務とは、医療機関でおこなう事務業務全般およびその業務に従事する人を指します。
受付・会計・診療報酬の請求業務・カルテの準備・面会者の対応など、一般企業の事務業務とは仕事内容が大きく異なります。
医療機関によっては「医療クラーク」と「医療秘書」も医療事務の内の一つとして扱われることもあります。
受付や会計など患者様と接することが多く、処理能力の他に対人スキルが求められるのも特徴です。

 

医療事務の仕事内容

医療事務の仕事は大きく「受付業務」と「レセプト業務」の2つに分けられます。
総合病院などの大きな医療機関では、それぞれの専任者が配置されていることもありますが、規模の小さな診療所では一人でどちらの業務も対応することあります。

受付業務

医療機関には毎日さまざまな患者さんが訪れます。
その患者さんと一番最初に接するのが受付の医療事務員です。
受付業務といっても、ただ「患者さんを案内する」だけでなく、カルテの作成(基本情報の入力)・診察券の発行・受診科への案内・会計などもおこないます。
「病院の顔」として患者さんに安心感を与える、きめ細やかな心配りが必要とされる業務です。

 

・診療申込書の受け取り      ・会計、レジ操作
・診察券の発行          ・カルテの基本情報入力
・保険証の預かり、確認      ・受診科への案内
・電話対応            ・待合室の管理

レセプト業務

専門性が問われるのがレセプト業務です。レセプトとは「診療報酬明細書」のことです。
医療機関の収入のほとんどは、このレセプトを各関係機関に提出することで得られています。
医療機関経営の重要な役割を担っていて、具体的に次のようなことを行います。

 

●レセプト(診療報酬明細書)作成・点検
患者の診察内容をカルテにある診療情報から確認し、医療保険制度にのっとって診療報酬点数を計算、レセプトの作成を行います。また、作成されたものを点検し、間違いがあれば訂正することも仕事です。

●診療報酬の請求
患者には、診療報酬の金額を差し引いた医療費を請求します。そして「国民健康保険団体連合会」や「社会保険診療報酬支払基金」といった各関係機関に、作成したレセプトを提出して、診療報酬を請求します。

 

医療事務に必要な資格は?

医療事務に関連する資格は多数ありますが、国家資格は存在せず資格が必要と言うわけではありません。
レセプト業務は専門性が高いため経験者は重宝されますが、無資格・未経験からでも働くことは可能です。
医療事務関連の民間資格は数多くあり、取得することで、採用や給料アップの際に優遇されることがあります。
特に、未経験者の場合は経歴をアピールすることが困難ですが、資格を持っていることで、向上心や適性をアピールできるようになります。
医療事務の仕事に関係する民間資格を4つ紹介します。

 

●診療報酬請求事務能力認定試験
診療報酬請求事務に携わる人材の資質の向上を図るための試験。
医科と歯科で別々に試験、資格があります。
それぞれ学科試験と実技試験が用意されており、試験は年に2回、日曜日または祝日に開催されます。
●医療事務技能審査試験
学科と実技の試験を通して、受付を主にした医療事務に関する幅広い知識、技能を求められる試験です。試験はすべてマークシート形式であり、難易度は比較的低いとされています。
試験は毎月実施されており、医療事務の資格試験を初めて受ける人にもおすすめの資格試験です。

●医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
医療事務関係としては最大規模の資格試験。
全国に試験会場があり受験者数が多く、医療事務資格のなかでも比較的メジャーな資格と言えます。
試験科目には診療報酬請求事務技能だけでなく、窓口業務等で求められる患者接遇の技能もあります。

●医科医療事務管理士技能認定試験
「医療事務管理士」は、日本で最初の「医療事務の資格」として、幅広く医療機関に認知された資格です。
学科試験と実技試験があり、実技試験ではレセプトの点検・作成問題が合計3問出題されます。
会場試験を受けるか、インターネット試験を受けるかで合格基準など異なる点があるので、注意しましょう。

 

医療事務で働く場所

医療事務が働く場所は、病院やクリニックなどの診療所のほか、検診や人間ドックを行う検診センターや健康保険組合などもあります。
また、保険請求審査代行機関や医事コンピューターシステム会社、損害保険会社などでレセプトの審査なども担っています。

医療事務で働くメリット

医療事務として働くメリットを3点、紹介します。

●全国どこでも働ける
医療事務として働いて身につけたスキルや経験は、全国どこにいっても通用します。また、医療機関はどんなところにもあるので、配偶者の転勤や引っ越し、Uターン就職の際にも仕事を見つけやすいのが魅力です。

●柔軟な働き方ができる
医療事務は正社員だけでなく、契約社員やパート、アルバイトなどさまざまな雇用形態で働けます。育児や介護をしている人でも、自宅近くの医療機関の時短やパート、アルバイトの仕事を選べば、時間に融通の利いた働き方ができます。
また、一定期間働き、知識と経験を積めば、一度離職しても職場復帰しやすいことも、出産や育児などでブランクのできやすい女性にとってはうれしいポイントです。

●未経験でも働ける
医療事務は資格がなくても就ける医療関係の仕事。未経験者可の求人もあるので、医療系の専門スキルが得られる仕事をはじめたい人にもおすすめです。
また、患者への接遇スキルも重要視されることから、接客・販売業経験者を歓迎している求人も見受けられます。他業界からのキャリアチェンジに医療事務を選択するのも良いでしょう。

医療事務はライフスタイルに合わせて働きやすく、人の健康を支えるやりがいのある仕事です。
高齢化が進むこれからは、医療機関に通う患者が増え、ますますニーズが高くなることが予測されます。
安心して長く働き続けたい方にとっても、メリットの大きい仕事です。

 

まとめ

  • 患者さんの笑顔に触れ、人を支える喜びを感じながら、自分のスタイルで自由な働き方を実現できるというメリットはなにものにも代えがたいものがあります。
    医療の分野で人の役に立ちたいと思っている人には、ぴったりの仕事といえます。
    医療事務の仕事で得られた喜びや感動がきっかけで、医療系の資格取得にチャレンジするケースもあります。
    レセプト業務などでは専門的な知識を求められますが、「未経験可」としている求人も多いので、働きながら必要な知識やスキルを身に付けていくことは可能です。
    医療事務は人を支える喜びを感じながら自由な働き方を実現できる仕事です。

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