仕事を選ぶ際の大きな要素となるものに「休暇」があると思います。休日表記について正しく理解していないと、実際に働いてみたら休みの日が非常に少ないという可能性が出てきます。
今回は、休日表記について解説します。
週休2日制とは?
週休2日制は「1ヶ月の間に週2日の休みがある週が一度以上ある」ことです。必ず週2回の休みがあるというわけではなく、週休二日制だと、2日の休日が保証される週は月に1回になるので注意が必要です。
完全週休2日制とは?
毎週2日の休みが設けられています。1年を通して、毎週2日の休日が取得できる制度を指します。
ただし、必ず土日が休みという意味ではないことに注意が必要です。
企業によって土日が休みの場合もあれば、水曜と日曜が休みという場合もあります。シフト制で、休みの曜日が決まっていないこともあります。
4週8休とは?
4週8休は「変則労働時間制」のひとつです。変則である4週8休の勤務形態は、単位となる期間を4週間としています。その期間の中でどこかに8日の休日を入れるのが「4週8休」です。
看護や介護系の職種では、夜勤や半日休暇などで勤務時間が変則的になりやすく「変則労働時間制」が多く採用されています。
この制度を採用している場合、1年間に休める日数は単純に計算して104日です。
年間120日以上休める場合も多い一般企業と比較すると、年間休日は10日以上少ないように見えます。
しかし、夏期休暇・冬期休暇などの有無により、120日以上休める職場もあります。
まとめ
- 「週休2日制」という言葉は、「完全」があるかないかで大きく意味が違ってきます。
完全週休2日制という文だけを見て、土日祝休みと勘違いしたり、週休2日制を完全週休2日制と混同していたりすると、ミスマッチが起こる可能性もあります。
夏期休暇・冬期休暇の有無などの休日表記もしっかりと確認するようにしましょう。