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【2022年最新】介護支援専門員(ケアマネージャー)について徹底解説!

ケアマネージャーとは医療・介護を必要とする方へ適切なサービスが提供できるよう関係各所と連携を図り、計画を立てる介護保険サービスにおいてとても重要な仕事です。
ここでは居宅ケアマネ・施設ケアマネの違いは?資格はどうやってとるの?給与はどのくらい?
ケアマネとはどのような仕事なのか詳しく解説していきます。

介護支援専門員(ケアマネージャー)とは?

介護支援専門員とは、介護をトータルにコーディネートする専門家で、「ケアマネージャー」とも呼ばれています。
介護を必要とする人や、その家族からの相談に応じ、本人の希望や心身の状況に応じて、その人にとってどのような介護が最もよいのかを考え、公平・中立な立場でケアプランを作成します。
またサービス事業者との調整も行います。

介護支援専門員(ケアマネージャー)の仕事内容とは?

介護保険サービスを利用する際に必要となるケアプランの作成が主な仕事です。
ケアプランとは、ニーズに基づいて援助の方針と目標を立て、それに対応するサービス内容や種類、回数、提供事業者などを決めたものをいいます。
一人ひとりに合った介護サービスが提供できるかどうかはケアマネージャーにかかっており、責任の重さがやりがいの大きさにつながる仕事です。
思いやりの気持ちはもちろん、介護を必要とする人の家族やプライバシーにかかわる相談を受けることもあるため、高い倫理観が求められます。
また、必要な知識も医療・保健・福祉と幅広く、そのうえ信頼感・責任感・公平性・中立性などが求められます。
ケアマネージャーの仕事には、大きく分けて次の5つがあります。

①訪問調査

介護をされる人や、その家族からの相談を受けたり助言を行ったりします。本来は市町村の職員が行うことになっていますが、委託があった場合にはケアマネージャーが行うことになっています。

②課題分析とケアプラン原稿作成

介護サービスを利用する人と面談をして、どこに課題があるかを明らかにし、ケアプランの原稿を作成します。

③ケアプランの作成

必要なサービスを組み合わせ、具体的な実施時間や内容、回数の企画を立てます。利用者にサービスの内容を説明し、ケアプランの同意を得ることも含まれます。

④サービス調整とモニタリング

ケアプランに基づいたサービスが実施されるように、サービス事業者との連絡調整や実施、状況を把握します。

⑤給付管理

1ヶ月ごとに実際にかかった費用や利用者の負担分を計算して、管理表を作成します。

居宅ケアマネ・施設ケアマネの違いは?

居宅ケアマネと施設ケアマネでは、所属や働き方、担当する人数に違いがあります。
また、利用者のニーズ把握とケアプランの策定、状態に合わせてどのようなサービスを提供するのか考えるという根本的な部分は変わりませんが、細かい部分で違ってくるので同じケアマネであっても働き方は異なります。

居宅ケアマネ

【所属先】居宅介護支援事業所
【主な勤務場所】居宅介護支援事業所内、サービス利用者の自宅(外部機関に行くことも)
【主な仕事内容】ケアプランの作成、申請代行などの事務作業
【利用者】身体の状態や介護度を含め、様々な状態の人が対象になる
【勤務時間帯】基本的に日中
【担当人数】1人あたり35人程度が基準

施設ケアマネ

【所属先】特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・病院などの施設内
【主な勤務場所】基本的に施設内
【主な仕事内容】ケアプラン作成 申請代行などの事務作業 介護現場の手伝い
【利用者】施設を利用している人
【勤務時間帯】日中の他に夜勤勤務を行う場合もある
【担当人数】100人に対して1人以上

利用者のニーズ把握とケアプランの策定、状態に合わせてどのようなサービスを提供するのか考えるという根本的な部分は変わりませんが、細かい部分で違ってくるので同じケアマネであっても働き方は異なります。

主な活躍の場として
・居宅介護支援事業所
・特別養護老人ホームなどの介護施設
・介護老人保健施設など

雇用形態は、正規職員・契約社員・パートなどさまざまです。
在宅介護支援センターや介護保険施設の場合、9時~17時(18時)の日勤がほとんどです。
その他の高齢者施設でも日勤が一般的です。

介護支援専門員(ケアマネージャー)になるには?

ケアマネージャーになるためには、まず「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格しなければなりません。
各都道府県が年に1回、例年10月から11月にかけて実施しています。
受験申し込みの締め切りは例年7月から8月にかけてです。
詳細は都道府県によって異なるため、各都道府県の受講試験担当まで確認してください。
この試験を受けるには、原則として下記の資格を持っている人が、医療、介護、福祉、保険の分野で5年以上の実務経験があることが必要です。
また相談援助業務に従事し、社会福祉主事任用資格をもつ人も、同条件で受けることができます。
この試験に合格したのち、各都道府県で実施される介護支援専門員実務研修を受け、研修修了証が発行されて晴れてケアマネージャーとなるのです。
また資格取得後も更新が必要になり、5年ごとに更新時研修の受講が義務付けられています。

資格一覧

医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、歯科衛生士、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、視能訓練士、言語聴覚士、あんまマッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、栄養士、管理栄養士、精神保健福祉士

介護支援専門員(ケアマネージャー)の平均的な給与はどのくらい?

給与は比較的高く、初任給は月給で約25~30万円くらいが多いようです。
厚生労働省が行った「介護従事者処遇状況等調査」によると、平均月収は常勤で約35万円となっています。

 

まとめ

  • 関係各所との連携を図り、円滑にサービスを実現するケアマネージャー。
    介護保険サービスのスペシャリストです!!
    責任も重大ではありますが、利用者様に寄り添い希望を実現できた時の喜びは大きいものとなるでしょう。
    スキルアップを目指されている方は選択の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。
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