Y・Mさん(30歳/男性)プロフィール
●介護業界・・・経験5年(介護士として10年)
●勤務先・・・・サービス付き高齢者向け住宅
●保有資格・・・ケアマネジャー
Contents
Q1.ケアマネジャーの仕事について教えてください?
私はサービス付き高齢者向け住宅(以下、サ高住)に隣接している居宅介護支援事業所でケアマネジャーをしています。
主な仕事は入居している方に対して、ケアプランを作成したり、サービス事業所との調整をしたりすることです。
サ高住では基本的には元気な高齢者が多いですが、中には介護を必要としている高齢者もいますので、安全に生活をしてもらえるように訪問介護やデイサービスなどのサービスを利用してもらいます。
また、介護保険を適正に使ってもらうためにも、介護認定の更新手続き、新規の手続き、区分変更なども行います。
介護報酬が適切に支払われるように国保連に請求をすることもあります。仕事の幅としてはとても広いですし、重要な仕事だと私は思っています。
Q2.ケアネジャーを目指したきっかけは?
私は元々介護士として働いていました。介護福祉士を取得していました。このまま介護士として働いていてもよかったんですが、たまたま受けたケアマネジャーの試験に合格をして、たまたま求人があったので、ケアマネジャーになったという感じですね。
でも、ケアマネジャーになった良かったと思いますよ。介護士の時は夜勤や早出遅出などがあり、変則的な勤務だったんです。
特に夜勤は時間が長かったので大変でした。体力的にもしんどかったですし、精神的にも大変でしたね。
ケアマネジャーは体力的には楽でした。その分気を使いますが。休みも土日祝日とありますし、働く時間は9時から18時と決まっていますので、生活が安定しましたね。子どもがいるので、子供の行事に合して休みが取れるのは良かったと思います。
Q3.サ高住ならではの大変さは?
私が働いているサ高住は元気なうちに入居する方が大半です。
中にはいますよ「私は介護なんか必要ない」って言う方が。そういった方にサービスを調整していくのは本当に神経を使いますね。
ここが出来ていないから介護サービスを使いましょうなんて言っても納得してくれませんしね。
だから、早めのアプローチを心がけています。元気な内から介護保険のことを知ってもらったりすることが大切です。
介護保険を知ってもらうことによって抵抗なく利用してもらえます。だから、最近では元気な方向けに介護保険の説明会を定期的に実施しています。
また、元気な方が倒れたりして急に介護が必要な時も大変ですね。今まで元気だったから介護認定も持っていませんので、急いで介護の申請をしてサービスを決めていきます。
早めの対応が何よりも大切になりますので、そんな時は休日でも出勤したりもします。
Q4.ケアマネジャーとして何が大切だと思いますか?
ケアマネジャーとして5年間働いてきて、私自身もまだまだ半人前ですけど、ケアマネジャーは人の思いを引き出すことが大切だと思いますね。
ケアプランを作成するときにその人が何に困っているのかを知って、サービスの調整をしていきますが、何に困っているのかその人の思いを引き出していきます。
ケアマネジャーとして働いていた最初の方は、私が必要だと思うサービスを調整していましたので、高齢者から「いらない」といわれることもありました。事前のアセスメントの段階でしっかりと話を聞き、思いを知ることによって本当に必要なサービスを提供できるかと思っています。
また、他のサービス事業者で働く職員さんの思いもしっかりと組み込んでいくことが大切ですね。ケアマネジャーは実際に高齢者にサービスを提供しませんので、動いてもらうためにはどう声をかければいいのか考えることが多いです。
Q5.今後の目標などがあれば教えてください
今はケアマネジャーとしてサ高住に住んでいる方だけを対象としていますが、いずれは在宅に住んでいる方も対象にケアマネジメントをしていきたいと思っています。いろんな方のケースを知ってケアマネジャーとしての質を上げていきたいですね。
また、ケアマネジャーの資格はキャリアップが出来る資格です。主任ケアマネジャーの取得も考えています。主任ケアマネジャーを取得しようと思いますと、時間がかかったり、お金もかかったり大変ですが自分の勉強のためにも取得しようと考えています。
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